ポーカーのポジション解説!名前やプレイ順番・ハンドレンジ表を理解しよう

「ポーカーで遊びたいけど、ポジションがわからないから不安」

ポーカーのポジションについて知らないために、プレイするのを不安に感じている人がたくさんいます。この記事では、ポーカーのポジションについて詳しく解説しています。

ポーカーについて知りたい人は、読んで一緒に覚えましょう。

ポーカーにおけるポジションの決め方


ポーカーの席は基本的に自由、またはディーラーから案内されます。テキサスホールデムでは、その後に親(BTN)を決めてポジションが決定します。

プレイヤー全員にカードを配布し、カードの数字が1番強い人がBTNです。カードの配布は、BTNの左から時計回りにおこないます。

ポーカーのポジションは4つに分類


ポーカーのポジションは4つに分類されます。それぞれのポジションはどの分類に振り分けられるのでしょうか。

ここでは、4つに分類したときのそれぞれの特徴を紹介します。

ブラインドポジション(BP)


ブラインドポジションは、プリフロップで強制ベットを払う人のことをいいます。SBとBBがブラインドポジションです。テーブルの人数に関係なく、2人がブラインドポジションになります。

ブラインドポジションでは、強制ベットをして、必ずチップをポットにするため、プレイヤーにとって嫌なポジションです。さらに、行動順が最初であるため、不利になっています。

アーリーポジション(EP)


アーリーポジションは、UTGから人数の半分までです。

プリフロップではUTGが最初に行動しないといけないため不利となりやすいです。相手の行動がわからず、自分が最初に行動することは情報不足であるため、苦戦を強いられるでしょう。

ミドルポジション(MP)


ミドルポジションは、テーブルの後半からCOとBTNを抜いた場所です。テーブルの人数によって、ミドルポジションの数は変動します。比較的後半に行動できるミドルポジションは、戦略的にアクションができます。

レイトポジション(LP)


レイトポジションは1番有利な場所です。BTNやCOが含まれます。他のポジションが行動し終わった後にアクションできるため、他のプレイヤーがフォールドしている人数やベット額が把握できます。

他のプレイヤーの情報が出切った後に行動できるので、相手が強いハンドなのか、自信がないのかを判断可能です。周りの様子を見て、最善な行動をとりましょう。

ポーカーのポジションの名前や有利なのかを解説


次は、各場所の名前を紹介します。ポーカーの動画を見たり、遊んでいたりするとよく聞く言葉です。ポジションの名前を覚えて、もっと詳しくなりましょう。

スモールブラインド(SB)


SBは右隣がBTNで、左隣がBBで、残念ながらハンデのあるポジションです。

SBは強制ベットを払うポジションであり、払うベット額は最低ベット額の半分です。自分のハンドと関係なく支払う必要があるため、ハンデがあると表現しました。

また、フロップからは1番最初に行動するため、相手の情報がまったくわかりません。プリフロップの様子から判断します。

ビッグブラインド(BB)


BBは右隣がSB、左側がUTGです。BBもSBと同様に、強制ベットをプリフロップで支払います。BBは一番高いベット額を支払う必要があり、その額は最低ベット額です。自分のハンドに関係なくチップを支払う必要があるため、プレイヤーのなかでは嫌われているポジションです。

プリフロップでは、強制ベット後、最後にもう一度BBのターンがまわってきます。同じ額をプレイヤーがベットしていた場合はフリップに移ります。しかし、ほかのプレイヤーがレイズやオールインをしていた場合、プリフロップの最後のアクションがBBです。

アンダー・ザ・ガン(UTG)


UTGは右側がBB、左側は人数によって変わりますが、HJまたは、MPです。

UTGも比較的不利なポジションといわれていますが、強制ベットは支払わないため、チップは無駄に減りません。しかし、プリフロップでは1番最初にアクションをします。

最初にアクションするプレイヤーは、まっさらな状態でベットします。自分のハンド以外の情報がないため、UTGは予想や勘だけでアクションをおこないましょう。

ハイジャック(HJ)


HJの右側はプレイヤーの人数によって変化しますが、MPまたは、UTGです。左側はCOになります。HJは位置的にそこまで不利ではないですが、有利でもありません。

HJの後にプレイするCOとBTNの手札やアクションを予想してプレイしましょう。

カットオフ(CO)


COは、BTNの1つ手前にアクションする場所です。BTNが左側にいます。

COは、2番目に有利なポジションです。全テーブルプレイヤーのなかで、最後から2番目にアクションするからです。COから、プリフロップにおいてレイズで全員を降ろす行為であるスチールが狙えます。

ディーラーボタン(BTN)


BTNは最も有利なポジションです。行動順は最後になります。次のゲームからは、BTNの左側の人がBTNになります。

BTNは行動順が最後であるため、ポットを獲得するための動きがスムーズにとれます。プレイヤーのベット額やフォールドの様子を見て、自分のベット額を調整できるからです。全員降ろしたいときには3レイズをおこない、ポットを増やしながらプレッシャーをかけることも可能です。

ポーカーのポジションはどの順番でプレイするの?テキサスホールデムのプレイ順紹介


次に、テキサスホールデムのプレイ順について解説します。

「順番にプレイするだけだから覚える必要あるのかな」と悩んでいる人がたくさんいるでしょう。単純なトランプゲームであれば、プレイ順を気にする必要はありません。しかし、テキサスホールデムを含むポーカーにおいては、ポジションがとても大事です。

ポーカーはポジションによって、有利不利がある状況になるからです。テキサスホールデムのプレイ順を覚えて、戦略的にプレイしていきましょう。

プリフロップの順番

プリフロップのプレイ順は下記順番になります。

SB(強制ベット)→BB(強制ベット)→UTG→HJ→CO→BTN→SB→BB

プリフロップだけ特殊な順番になっています。最初の強制ベットをするSBとBBはベット額が決まっているため、自由なアクションではありません。自由に自分の意思でプレイができるのはUTGからになります。

BBはレイズしたプレイヤーがいた場合、自由なアクションがまわってきます。

フロップ・ターン・リバーの順番

フロップ以降は、開始ポジションが一緒です。下記順番でプレイしていきます。

SB→BB→UTG→HJ→CO→BTN

先にプレイするSBとBBは、どうしても不利になります。COとBTNは最後にアクションできるため、有利なポジションです。ポジションの有利不利を利用して戦術を考えていきましょう。

ポジション別に見るハンドレンジ表


ハンドレンジ表とは、ハンドの組み合わせ表です。ポジションは場所によって有利不利があるため、コールできるハンドやフォールドするハンドが違います。ポジションによってレイズしたりフォールドしたりする基準を記載しているハンドレンジ表を下記に記載しています。

下記のハンドレンジ表は一つの指標です。ハンドレンジ表の考え方はさまざまあり、そのなかの一つを記載しています。ハンドレンジ表を参考にプレイしてみましょう。

ハンドレンジ表の色は、強さ別に分けられています。

【色の強さ】

【強い】紫→赤→黄→緑→水色→白→灰【弱い】

下記表は、ハンドレンジ表を使う際の基準をポジションや人数別に記載しています。仮にBTNであった場合、白以上のハンドを持っていた場合、フォールドする必要がないという意味です。

ハンドレンジ表を覚えて、ポーカーをもっと上達させましょう。

ポーカーのポジションを理解してもっと楽しもう!

ポーカーのポジションについて紹介しました。ポーカーはポジションによって有利不利があり、プレイ順や場所はとても大切です。

各ポジションの特性を生かして、アクションすることでより負けにくく、ポットを獲得するチャンスが出てきます。ポーカーのポジションを正しく理解して、ポーカーを楽しみましょう。

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