世界中で流行っているポーカーといえば「テキサス・ホールデム」です。日本人も世界のポーカートーナメントであるWSOPに出場しています。
世界中が盛り上がっているテキサス・ホールデムについて、「はじめて遊びたいけど、今更手順を聞けない」と多くの人が感じているでしょう。
この記事では、テキサス・ホールデムのルールや手順、活躍している日本人プロポーカー選手について紹介します。この記事を読んで、ポーカーで遊びましょう。
テキサス・ホールデムとは
テキサス・ホールデムはプレイヤーに配られる2枚のトランプと、テーブルにオープンされる5枚の共通カードを使って役を作るポーカーです。現在、さまざまなポーカーがあるなかで、世界中の主流になっているポーカーがテキサス・ホールデムです。
日本でよく遊ぶポーカーは、自身のカード5枚で役を作ります。テキサス・ホールデムとの違いは、自分が持つトランプの枚数と共通のトランプがあることです。
テキサス・ホールデムは2人から10人でプレイします。世界大会では1億円以上の賞金をゲットできるチャンスがあります。ルールを覚えてトーナメントに参加してみましょう。
テキサス・ホールデムのルールや手順をしっかりと覚えて戦略をねろう
最初に、テキサス・ホールデムの手順について紹介します。
テーブルにつく
最初は自分の席を確認しましょう。テーブルの場所は店員・ディーラーが案内、または空いている席となっています。
オンラインカジノやポーカーアプリでポーカーをプレイする際は勝手に席につくため、席探しに困ることはないでしょう。
SB(スモールブラインド)とBB(ビックブラインド)の位置を決定
プレイヤーが席についたら親とSBとBBを決めます。親とはBTNといわれるディーラーボタンの位置です。SBはスモールブラインド、BBはビッグブラインドといいます。BTNの位置が決まれば、SBとBBの位置は自然と決定します。親の位置によってゲームの有利不利がある(決まる)ため、BTNの位置はとても重要です
親を決めるにはカードを使います。一人一枚ずつカードを配り、カードの強さを比較します。配られたカードが一番強かった人が親です。
SBとBBはゲームが始まるとき、強制的にベットするルールになっています。この強制ベットをアンディといいます。
SBが5ドルのとき、BBは2倍のベットが必要です。SBとBBは強制的に賭けなければならないため、損な位置といえます。
【アクション①】フリフロップ
強制ベット後の最初のアクションパートです。フリフロップでは、プレイヤー全員に2枚のカードが配られます。自分の手札2枚を確認して、ゲームに参加できるか判断します。
アクションの順番はBBの次(隣)のUTG(アンダーザガン)といわれるポジションから開始されます。UTGから時計回りに行動して、ゲームに参加する場合はベットかコール、ゲームから降りたい場合はカードをディーラーに返しましょう。
UTGからBBまでのアクションを終えたら、次のフロップに移ります。
【アクション②】フロップ
フロップでは、ディーラーが3枚のカードをテーブルの中央にオープンします。テーブル上のカードは、プレイヤー全員が使えるカードです。テーブルに置かれてるカードは、共通カードといいます。プレイヤーは、最終的にオープンする5枚の共通カードと、自分のハンドで一番強い役を組み合わせます。
フロップは共通カードが3枚オープンするため、プレイヤーは手札と合わせて5枚のカードを見て、ゲームに参加するのか降りるのかを判断しましょう。全員のアクションが終わったら、ターンに移ります。
【アクション③】ターン
ターンでは、共通カードの4枚目がオープンします。さらにカードが増えて、役が作りやすくなるでしょう。ターンまでいくと、自分の手札が勝負できるハンドなのか弱いハンドかが判断できます。ブラフで相手からチップを奪うアクションを行うのか、強く役を見せないようにベットしていくのか考えましょう。ブラフとは、手の内が強いとハッタリをかますことです。相手にブラフを見破られることを「ブラフキャッチ」といいます。
【アクション④】リバー
リバーでは、共通カードの5枚目がオープンします。リバーが最後のアクションです。全部で7枚のカードから一番強い役を組み合わせます。
ここで、出ているカードとこれまでのアクションから、自分はどのくらいの強さであるか予想しましょう。どうしても相手が強そうなときは、降りる選択をする勇気も必要です。
降りずにゲームへ参加する際は、相手を降ろして勝つのか、少しでもチップを増やして勝つのかを考えてベットしましょう。ブラフのときは、相手に降りてもらう必要があります。
リバーでのアクションが全員終われば、ショーダウンになります。ショーダウンとは、全てのカードをオープンすることです。勝負しているプレイヤーは、手持ちのカードをみんなに見せましょう。これでゲームの勝者が決まります。
テキサス・ホールデムのアクション紹介
次に、テキサス・ホールデムのアクションを解説します。アクションはプレイヤーがお金を賭けたり、降りたりする大事なパートです。実際にプレイしている様子を想像しながら、見ていきましょう。
ベット
ベットとは、アクション内ではじめてお金を賭けるアクションのことです。リバーやターンにおいてチェックで自分の番へ回ってきたとき、チェックで回さずにお金を賭けることがベットです。
コール
コールは、前の人が賭けている金額と同じ額を賭けることです。UTGが5ドル賭けて自分の番に回ってきたときに、5ドル賭けることがコールです。
コールはゲームに参加する意思表示になるため、強い役があるのかなと警戒しがちです。しかし、他のアクションと比較したとき、そこまで攻めのアクションではありません。
逆に、強い役を持っているときに弱く見せるアクションがコールになります。レイズをすると、明らかに強気な雰囲気になるためです。
レイズ
レイズは、相手がベットやコールした金額よりも多く賭けるアクションです。レイズするときには最低金額が決まっているため、注意しましょう。
レイズは、前の人がベットした金額の2倍以上を賭ける必要があります。仮に10ドルのベットで自分の番に回ってきた場合、15ドルのベットはできません。最低でも2倍の20ドルのレイズが必要です。最低金額でレイズすることをミニマムレイズといいます。
レイズして上げられたベット額に対して、さらに賭け額をアップさせるアクションをリレイズといい、とても攻撃的なアクションです。相手を降ろしたいときやポットを大きくしたいときに有効な行動になります。
フォールド
フォールドは、ゲームから降りることをいいます。フォールドするときは、カードを見せないようにディーラーに返しましょう。
フォールドする際はもう一度、自分の役が弱いのかチェックします。相手のベット額やベットの癖を見極めて、フォールドするタイミングをはかりましょう。
チェック
チェックは、お金を賭けずに次の人へ回すアクションです。周りのプレイヤーは、消極的なアクションだと感じるでしょう。
チェックは、お金を賭けずに次のアクションへ行くために使う人がたくさんいます。ほかの使い方として、自分の持っている勝てる役を隠すためにも使えます。リバーまでカードをオープンさせたいけれど、相手に強い役を悟られて降りられては困るときに使いましょう。
オールイン
オールインは、自分の手持ちチップを全て賭けるアクションです。オールインは負ければ全て失うほどのハイリスクを背負うため、アクションのなかでは比較的、攻めている姿勢に見えるでしょう。
オールインは自分が勝負に出たいときや、勝つ可能性が限りなく高いときに有効です。また、自分のハンドが相手よりも弱いと感じていても、オールインによって相手を降ろさせる「ブラフ」という戦略もあります。
オールインを使う盤面として代表的なのが、自分の手持ちチップが相手の賭け額よりも小さいときです。基本的に、参加している人は同じ額を賭けないとプレイできません。自分の役が勝っていると確信があり、勝負したい盤面ではオールインしましょう。賭け額が足りなくても、オールインするとゲームに参加できます。
ポーカーの役(ハンド)を徹底解説
次にポーカーの役を解説します。テキサス・ホールデムをプレイするうえで、知っておくべきことです。ポーカーの役を学んで、テキサス・ホールデムを楽しみましょう。
下記表で、ポーカーの役の強さを紹介します。
ポーカーの役 | 役成立条件 |
ストレートフラッシュ | 5枚全てが同じマーク数字が1つ違い(例:1・2・3・4・5) |
フォーカード | 5枚中、4枚が同じ数字 |
フルハウス | 5枚中、3枚が同じ数字で残り2枚も同じ数字 |
フラッシュ | 5枚全てが同じマーク |
ストレート | 数字が1つ違い |
スリーカード | 5枚中、3枚のカードが同じ数字残りの2枚はバラバラ |
ツーペア | 5枚中、同じ数字のペアが2組 |
ワンペア | 同じ数字のペアが1組他のトランプはバラバラ |
ハイカード(ブタ) | 全てバラバラ |
テキサス・ホールデムで活躍している有名YouTuber紹介
テキサス・ホールデムは、世界中でプレイされているポーカーです。日本ではカジノがないためにプレイできませんが、世界中で活躍している日本人ポーカーYouTuberがいます。
次は、世界中で活躍している有名YouTuberを見ていきましょう。
世界のヨコサワ
【すぐ出来る】ポーカーのルールを世界一わかりやすくプロギャンブラーが解説します。【テキサスホールデム】
ヨコサワさんは7年前からポーカーで生計を立てている日本人プロポーカー選手です。「世界のヨコサワ」というYouTubeチャンネルで、日本にポーカーを広める活動をしています。YouTube登録者数が非常に多く、2022年8月現在で72万人です。
ヨコサワさんは、WSOP(World Series of Poker)といわれるポーカーの世界大会にも出場しています。今年は決勝まで出場できませんでしたが、今後の活躍に期待です。
上記動画では、ポーカー初心者のてんちむさんにルールを教えています。手順や遊び方の解説だけではなく、遊ぶうえでのコツも教えてくれます。ポーカー初心者にぴったりな動画です。
じぇいそる
【超簡単】世界一わかりやすいポーカーのルール 【テキサスホールデム】
じぇいそるさんは、ラスベガス在住のプロポーカー選手です。じぇいそるさんもWSOPに参加しており、「$3,000No Limit Hold’em」で8位に入賞しています。じぇいそるさんの生涯獲得賞金は1億円を超えているといわれています。
じぇいそるさんには兄と妹がいて、2人ともプロポーカー選手です。3人が集まってポーカーを打つ場面も、動画で紹介されています。
上記は、テキサス・ホールデムのルールについて面白おかしくじぇいそるさん達が解説している動画です。ランドカジノで遊ぶ際の注意点も紹介しており、事前に見ておけば、実際に遊ぶときに困ることはないでしょう。
堀内正人horihori TV
堀内正人さんはプロポーカーになる前、元日本プロ麻雀連盟に所属していました。現在はフリーのプロ麻雀として、YouTubeチャンネルにこだわりの麻雀動画を上げています。
2020年から公でポーカーのプレイも開始して、自身のYouTubeチャンネルでポーカーの動画を配信中です。堀内正人さんは2022年のWSOPに参加するために、ラスベガスに滞在しています。トーナメントに数回参加し、じぇいそるさんとタッグチームにも挑戦しています。結果は、惜しくもインマネできずに終わりました。YouTubeチャンネルでは、堀内正人さんのWSOPでの健闘も見られます。
上記動画では、ヘッズアップのコツについて解説しています。ヘッズアップとは、プレイヤーの人数が2人のポーカーです。一対一の勝負は、3人から10人でプレイしている雰囲気とは全然違います。ヘッズアップについて学んで、レベルアップしましょう。
テキサス・ホールデムのルールを学んでポーカーを楽しもう
この記事では、テキサス・ホールデムのルールやゲームの手順、役の紹介をしました。テキサス・ホールデムで遊ぶのに必要な情報を詰め込んでいます。
テキサス・ホールデムでまだ遊んでない人は、さっそく遊んでみましょう。